2022-01-01から1年間の記事一覧
帰国が近づいてきました。こちらで仲良くなった人たちと別れを惜しむ日々です。なんとか、ベルギー滞在を延長できないか画策しましたが、とりあえずは「本帰国」が決まっています。職業柄、予算さえ取れればまた飛んでこようと思っています! 渡航前は想像も…
ベルギーはすっかり冬に入ってしまいました。霧が立ち込めて寒いです。帰国が迫っているので、最後にあちこちどこかへ行きたいと思いつつ、外を見ては「今日は家にいよう」と思う毎日です。最近、谷川雁を熱心に読んでいるのですが、こんな一節がありました…
小島アジコさんの記事を開いて、「それな」と思った。 最近、同年代のブロガーの人がブログや文章を書くことに対して、書く意欲が減っていくということを書いていて、自分も何か書こうと思ったけれども。 めんどくさいのでやめた。 orangestar.hatenadiary.jp…
ベルギーはすっかり秋が深まり、グレーの空と雨の毎日です。心の準備はしていたものの、うつうつと日々を過ごし、家でぼんやりする時間が増えました。帰国が近づいているので、もっと遊びに行ったり博物館を見て回りたい気持ちはあるのに、休日は「部屋の掃…
「生きづらさ」を聴く 不登校・ひきこもりと当事者研究のエスノグラフィ 作者:貴戸 理恵 日本評論社 Amazon 社会学者の貴戸理恵さんから、新著をご恵投いただいた。タイトルになっている「生きづらさ」という言葉は、ネットでも何度も議論を呼んでいる。ひと…
呻きから始まる 作者:栗田隆子 新教出版社 Amazon 友人の栗田隆子さんが、新著を出版された。栗田さんは、1980年代後半、日本がいわゆるバブル景気に湧く時代に青春期を迎えた。学校制度に違和感を持ち、社会への関心を寄せるなかで、高校に入学するとどうし…
沖縄の反基地運動が話題になっています。座り込み(シットイン)の定義が議論になっていましたが、ものすごくよくある運動戦術なので、規模や場所や時間の長さなどがバラバラなのは当たり前だろうと思います。ところで、反基地運動であれ、どんな運動におい…
環境破壊事例における修復的正義についてのハンドブックが、Palgrave社から出版されました。英語でも初めての環境修復的正義の論文集となっています。ご関心ある方は、お手にとっていただければ幸いです。なんとこの本の表紙の写真には、私も写っています。…
そろそろ、夏の休暇も終わって大学に同僚たちが戻ってきました。私はまだ、9月末に学会報告の予定があるのでバタバタしています。少しずつ、在外研究の終わりが近づいており、航空チケットも取りました。1月初めには帰国予定です。 最後のあがきのように、あ…
久しぶりの更新になります。6月まで論文を書いたり、学会報告をしたりで忙しかったのもあるのですが、なぜか自分のブログだけアクセスできない状況になりました、奇妙な状態が続いているので、運営に問い合わせしているところです。本人は元気でやっています…
2022年6月17日・18日に、アジア環境哲学ネットワークの第一回のオンラインシンポジウムが開催されます。第一言語は英語です。無料ですが事前に登録が必要です。 インドから日本まで十数カ国から20名以上の多様な報告者が登壇します。ワークショップでは、「…
熊本市の新聞博物館では、6月10日まで「写真家が見た水俣」の展示が行われています。プロジェクトの代表は、写真家の芥川仁さんです。貴重な写真を見る機会になっています。 kumanichi.com また、6月10日までトークイベントの録画が公開されています。YouTub…
週刊新潮の書評欄で、中江有里さんが拙著を取り上げてくださっています。ありがとうございます。 www.bookbang.jp また、京都新聞にもインタビュー記事が出ました。もとからよく知っている広瀬一隆さんが聞き手だったので、自分としてはいつもより踏み込んだ…
朝日新聞にロングインタビュー記事が出ました。拙著を取り上げていただき、ありがとうございます。 当事者は嘘をつく 作者:小松原織香 筑摩書房 Amazon ネットメディアModern Timesの、宮崎駿のシリーズは第二回が公開されました。今回はナウシカのなかの巨…
先月の週刊金曜日3/25号に、太田明日香さんが書評を書いてくださっています*1。「個別的な体験を描きながら、性暴力の総体を描きだす」という見出しの記事で、とても嬉しい紹介のされ方でした。 週刊金曜日 2022年3/25号[雑誌] 作者:編集部 Amazon パラパ…
大阪大学倫理学・臨床哲学研究室の主催するフォーラムで、「研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで」というオンライン講演をすることになりました。無料です。ご関心ある方は事前にご登録ください。 第7回臨床哲学フォーラム「研究者になるとい…
拙著をメディアで取り上げていただいています。毎日新聞と共同通信での取材記事は、ネットでも公開されましたのでご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれません。 書評サイトHONZでは、首藤さんに引き続き、中野亜海さんも拙著を取り上げてくださいました。…
拙著の3刷が決まりました。ありがとうございます。また、電子書籍の配信も始まっています。 当事者は嘘をつく 作者:小松原織香 筑摩書房 Amazon 明日から新年度となります。今年の年末まではベルギーでの在外研究を続ける予定です。本当はもう住民カードの更…
長塚洋監督のドキュメンタリー作品「望むのは死刑ですか オウム“大執行”と私〔告白編〕」の一般公開に向けて、クラウドファンディングが始まりました。この作品では、オウム真理教の信者たちが起こした犯罪によって、人生が変わってしまった人たちを追ってい…
拙著が増刷され、書店さんでも在庫が復活しているそうです。電子版もそろそろ出ると聞きました。多くの方の手にとっていただき、感謝しています。SNSやブログなどでも話題にしていただき、ありがとうございます。 当事者は嘘をつく (単行本) 作者:小松原 織…
私が編集チームに入っていた、英語ジャーナルの特集企画「Green Criminological Dialogues: Voices from Asia(グリーン犯罪学の対話 アジアからの声)」がオンライン出版されました。 www.crimejusticejournal.com Goyes, D. R., Komatsubara, O. ., Droz, …
本屋さんの総合通販サイトのhontoさんで、私の書いた短いブックレビュー(ブックツリー)が公開されています。ヴィクトール・フランクル「夜と霧」、石原吉郎「望郷と海」、緒方正人「チッソは私であった」、田中美津「いのちの女たちへ」、上岡陽江・大嶋栄…
3月末に「誰も加害者を裁けない」という本が出版されます。これは、京都の亀岡で起きた、集団登校中の子どもたちの中に車が突っ込んで、巻き込まれた方が亡くなったり負傷されたりした事件についての本です。著者の広瀬さんは私の古くからの知り合いで、京都…
拙著『当事者は嘘をつく』が増刷になりました。大変ありがたいことです。現在、アマゾンでは在庫切れでお手元に届くまで時間がかかりますが、hontoですと通常配送が可能なようです。また、全国の本屋さんに配本されていますので、お近くの店舗にお問合せいた…
ついに私の新刊『当事者は嘘をつく』が発売になりました。 当事者は嘘をつく (単行本) 作者:小松原 織香 筑摩書房 Amazon 実はまだ私は、本をこちらに転送してもらっているところで、実物は手に取っていません。なので、「本当に出版されたのだなあ」とのん…
本日創刊した「Modern Times」というwebメディアで、修復的正義の3回シリーズを書いています。無料ですのでご関心ある方はぜひアクセスしてみてください。最近、話題になっている「キャンセルカルチャー」の話題から始まり、なぜ、暴力や犯罪の加害者の声を…
遅まきながら、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を観た。公開された頃に、サバイバーの友人から「あれはDVとか性暴力の話だ」と聞いていたのだけれど、全くその通りだった。 物語は原作の「かぐや姫」をトレースしている。竹から生まれた姫は、おじいさんとお…
水俣病センター相思社が「鬼塚巌記録展」を開催するそうです。水俣で生まれ育った鬼塚さんは、チッソの工員として働き、労働組合にも参加していました。趣味の八ミリで、水俣病患者さんを撮影したフィルムは、全国の労働組合で水俣病の状況を伝えるものとし…
インターネット上で「フィールドワークにおける性暴力・セクシュアルハラスメントに関する実態調査アンケート」が実施されています。本調査は共同研究グループ「フィールドワークとハラスメント」によるもので、学生や研究者をはじめとした、国内外で現地調…
このブログのはてなブックマークを非表示にしました。私自身のブックマークもプライベートモードに移し、見れないようになっています。実質的にはブックマークの使用をやめました。ブログは続けるつもりです。 私は、はてなダイアリ時代から自分の記事にブッ…