三池崇史「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」

 マイケル・ムーア「シッコ」を観るつもりだったのだが、あまりにも疲れていたので、ふらっと入ってしまった。*1すさまじく後悔した。これは、金曜ロードショーを録画しておいて、正月に寝ながら観る映画だ。
 どういう映画かというと、日本人がコスプレして西部劇の物まねみたいなのを、延々2時間以上するというもの。なぜか、全台詞が英語。(頑張ってネイティブっぽく発音している。)なんやこれ。
 とかいいつつ、私は桃井かおりをたっぷり見れたのがよかったです。少女役の桃井かおり、純愛に生きる桃井かおりタランティーノとコントをやる桃井かおり、そして、やっぱり立ち回りがイキイキしている桃井かおり。もう、それでいいや。
 ホモフォビックなギャグにイライラしたり、長すぎる人殺しシーンに寝そうになったりしつつ、いつも三池作品は「まあ、三池監督だしな」*2と思ってしまう。あと、香川照之の一人芝居がみたいひとにも、オススメ。
 映画に芸術や、感動を求める人にはすすめません。B級好きな人ね。

*1:映画って高いよなあ。でも、上映前の宣伝広告をみていると、いろいろ観たくなる。とりあえず、京極夏彦の「魍魎の匣」は絶対、観に行く。松尾スズキの「クワイエットルームへようこそ」、中島かずきの「朧の森に棲む鬼」も観に行く、かも。結局、演劇好きなのか、私は。

*2:DOA」のラスト10分の衝撃はすごかった。