「犯罪」と「正義」について考えるための映画の紹介記事

 KU Leuvenでの研究仲間のAna Pereiraが、European Forum for Restorative Justiceのブログに、映画を通してを書いているので、こちらでも紹介します。

www.euforumrj.org

 Pereiraは、映画を通して、個人としての被害者や加害者について考えることの重要性をこの記事で強調しています。ひとりの人間として、かれら当事者が私たちの身に迫ってきたとき、人々は初めて本当の意味で、犯罪のその後を考えられるのかもしれません。記事の中で紹介されている「告発の行方(The Accused, 1988)」「真実の行方(Primal Fear)」は日本でも公開され、よく知られています。3本目の「The Mustang (2019)」は日本では公開されていませんが、Amazonなどを通してオンラインで購入して視聴できるようです。記事内では、それぞれの映画の見どころなども紹介されています。

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 私も、映画などのエンターテイメントを通して、犯罪や暴力について考える機会を持つことにはとても関心があります。春にかけては前から計画していた、コミック版「風の谷のナウシカ」を通して環境問題を学ぶ研究を、論文にしていきたいと思っています。私は文章を書く以外にとりたてて良い表現方法を持ちません。でも、私自身はマンガを読むのが大好きだし、伝える側としても、文章を読むのが苦手な人には絵や動画を通してわかりやすく表現したいなあと思っています。最近は日本でも、修復的正義を扱った演劇やアニメの作品も出てきているので、これから楽しみだと思っています。