近況

 6月の地獄のようなスケジュールをなんとか乗り越える見込みが出てきました。まだ気を抜いてはならないのですが、学会報告3本と英語論文、日本語論文1本ずつをなんとかクリアできそうです。日本語では、珍しく刑事司法制度に焦点をあてて、英語圏で展開されている新しい潮流を紹介しています。無事に掲載されましたら、ここでもお知らせします。

 英語での研究活動は、最近はアートに焦点を当てています。先日のEuropean Forum for Restorative Justice (EFRJ)のオンラインのシンポジウムを見ていても、修復的正義とアート・アクティビズムの接合に注目が集まっていました。私も、ベルギーでの実践活動の一つである、Maria Lucia Cruz Correiaのプロジェクトの一部に参加しました。

mluciacruzcorreia.com

 また、EFRJのシンポジウムでは新規参加者が活発に議論をしており、イタリアやスペインからの報告も増えました。相変わらず、アジア系の参加者は私だけなのですが、EFRJとしてはヨーロッパに限らず、米国や南米との連携も強めており、開かれた議論の場の運営に努めていますので、ここからどうなっていくのか、興味深く見ています。

 7月、8月は研究者でもバカンスを取る人が多く、私もそれに合わせて、しばらく休もうと思っています。そう言っても、眼前の課題は多いため、インプットの作業はやめられないと思いますが……