ガラカメ再開

ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)

 4年ぶりに、「ガラスの仮面」が連載再開するそうです。

 マンガ家・美内すずえによる不朽の名作『ガラスの仮面』の新連載が約4年ぶりに7月26日(土)発売の『別冊花とゆめ』(白泉社)から掲載されることが分かった。8月には劇作家・蜷川幸雄の演出でミュージカル版の公演が行われることも決定しており、“ガラカメ”待望の新作に注目が集まっている
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000001-oric-ent

ミュージカルの宣伝のためだとはわかっております。「完結」など、淡い期待すら抱いていません。しかし、せめて3回分くらいは続いてくれるといいなあ。

ネタバレあります。(コアなファンが多いマンガなので、かくしておきますね)

 「ガラスの仮面」といえば、演劇マンガの代表です。1976年に連載が開始されました。天才少女・北島マヤと、演劇界のサラブレッド・姫川亜弓が「紅天女」と呼ばれる役をめぐって、競い合うスポ根マンガでもあります。私も小学生のころから読み、ずっと完結を楽しみにしてきました。しかし、驚くべきことに、私が小学生だったころにすでに38巻が発売されていたのに、いま現在、42巻までしか出ていません。
 休載につぐ、休載。そして、商業誌に掲載されても、そのあと単行本に収録されるころには別物に書き換えられています。さまざまなストーリーのバージョンが発表された後、一つの物語として単行本が編まれていくのです。ポストモダン……私は、41巻発売後に、雑誌で亜弓さんが交通事故にあって視力を失うストーリーを読みました。もちろん、美内さんが描いたものです。しかし、42巻を買ってみると、亜弓さんはご無事でした。ほっとしたのもつかの間、少し調べてみると、こんな情報が!

20年くらい前のあたりで本誌で連載してた時は失明してました。
以下、ネタバレします。




紅天女の舞台稽古が進んできたところで、亜弓さんの目が徐々に悪くなります。検査をすると、このまま放置すれば失明する可能性も。
手術をすれば直るがそうすると紅天女の役は降りなくてはならない。
悩んだ末に亜弓さんは舞台をとる決意をします
しかし、共演者達には目の事は伏せたまま。(監督にはたしか話してた)
亜弓さんは代役として黒髪長髪の女性をたてて、彼女に稽古に出てもらい舞台での動きを覚えてもらいます。そして、彼女がそれを亜弓さんの自宅で亜弓さんに教える。そんな状態になってました。
(記憶が曖昧になってるので、違ってるところあるかも)

花とゆめは20年くらい前から買ってましたが、その当時掲載していた部分ってまだ単行本になってないんですよね・・。
全編書き直してるせいなんですが、ほんと続きが読みたいですよ。

さらに詳しい方が、こんな年表を出してくださいました。

'89 24号287回で稽古中に頭に怪我をして、目に異常があらわれる。
'90(発売は前年)1号288回 目の異常から、眩暈で倒れる。
'90(発売は前年)2号289回 医師から失明の危機を告げられる。
'90(発売は前年)3号290回 新しい舞台の場所となった高原へ向かう。
'90 10号295回 目の症状の悪化
'90 21号302回 亜弓の眼病を聞いた母親の歌子は、突然帰宅する
'91 22号323回 ハミル、亜弓の目に疑問を抱く
'91 23号324回 ハミル、亜弓から事実を聞く
'91 24号325回 ハミル、亜弓に告白する
'92 12号332回 外出中、病状の急激な悪化により道を見失う(雨が降っていた記憶が)
'94 16号336回 病院に入院し、試演降板の危機にあう

年号、花ゆめの号数、連載回数には自信がないのですが、ここらのエピソードはコミックスになかった記憶があります。

私は、やっぱり、亜弓さんとマヤの直接対決が見たいなあ……。が、続きが読めればなんでもいいです。気長に待ちますとも、美内先生。