『Kiss』で連載中のこやまゆかり「バラ色の聖戦」がドラマ化がするんだそうです。

- 作者: こやまゆかり
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/12
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (3件) を見る
子育て中で夫に浮気をされた30代の主婦が、一念発起でモデルになることを目指すストーリーです。こやまさんは「×一物語」や「2/1の林檎」で、ごく普通の恋愛に悩む主人公の女性が、恐ろしい陰謀を画策するライバル女性に人生を狂わされ、大事なもの(とくに恋人を奪われるものの、そこから自分の人生を考え直して闘い成長するというストーリーを描いてきました。今回も似た展開で、主人公を蹴落とそうとするライバルが登場して、成功を邪魔してきます。昼のドラマでよくある雰囲気で、何一つ目新しかったり、新鮮な点はないですが、とにかくマンガが上手で先が気になってしょうがなくなります。
私は『Kiss』を継続して買っているので「バラ色の聖戦」も毎号楽しみにしてるんですが、今年の講談社漫画賞にもノミネートされていて、地味だし特筆すべきことはないけど、やっぱり安定して面白く読めるマンガは評価されるのかな、と思いました。『Kiss』からは「のだめカンタービレ」や「きみはペット」、「海月姫」のような超人気作も稀には出ますが、普段はとりわけ名作というわけではないけれど、いやなことや面倒くさいことが続く日常の生活の中で、息抜きするために読者に前向きなメッセージを送るようなマンガを載せているように思っています。そういえば、「IS」も『Kiss』でした。こちらもドラマ化したのでした。

- 作者: 六花チヨ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/11/12
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
『ジャンプ』のマンガ家たちのライバル競争をモチーフにした「BAKUMAN」を読んでると、やっぱり雑誌によって求められる作品は細かく違うのだろうなあと感じます。『Kiss』で読むマンガは、派手な盛り上がりや、スリルはないし、芸術的なインプリケーションはないけれど、いろんな意味で真面目なマンガが多いです(主人公もたいてい真面目。付属のマンガスクールの応募者へのアドバイスも真面目)
というわけで、『Kiss』の私の好きなマンガを数本。

- 作者: 池辺葵
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/07/13
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (11件) を見る

- 作者: 小沢真理
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (22件) を見る

- 作者: 谷川史子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: コミック
- 購入: 9人 クリック: 77回
- この商品を含むブログ (163件) を見る

- 作者: 小山田容子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (14件) を見る

- 作者: 米沢りか
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/12
- メディア: コミック
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (38件) を見る

- 作者: 尾崎南
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/12/12
- メディア: コミック
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
「完全復活! 尾崎南が語る"空白の5年間"、『絶愛』『BRONZE』への想い」
http://www.cyzowoman.com/2011/01/post_3087.html
あと蜷川実花の「少女漫画的視点」というグラビアの連載があって、これはいつもコメントしがたい違和感を放っています。MOREで似た連載があって、単行本化されていて、この写真の転用なのかなあ、とか思いながら。

蜷川妄想劇場 mika's daydreaming theater
- 作者: 蜷川実花
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/03/22
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 217回
- この商品を含むブログ (97件) を見る