「性暴力被害当事者と共に生きるために、今、ひとり1人にできること」

 大阪ボランティア協会主催で、明日開催されるようです。

性暴力被害当事者と共に生きるために、今、ひとり1人にできること

他人の痛みを感じる力とジェンダーについての気づきがあれば、あなたも大事な支え手の一人になれる
世の中で起きているさまざまな問題は、どこかで私自身とつながっているとしたら…。
問題の背景や真相をたどっていけば、他人事では片づけられない事実と出あうかもしれません。その事実に出あったとき、私には関係ないと他人事にしたり、見過ごしたりしますか?
どちらかといえば、自分が同じ立場に立ったときのことを想像できる私でいたいし、傷づいたり、困ったりしている人の存在に思いを馳せられる私でありたい。その方が、きっと社会とのつながりを実感できる…そんな風に思うことってありませんか?
そう感じる力のあるあなたとご一緒したいのがこのワークショップです。
「性暴力被害当事者と共に生きるために、今、ひとり1人にできること」をテーマに、被害者にも加害者にもならない社会をめざして、人権、セクシュアルハラスメント、性暴力、被害者と加害者の視点や構造的理解が進むよう、参加型でワークショップを進めます。ぜひ、ご参加ください。

■日時
2011年9月24日(土曜日)13時00分〜16時30分 ※受付12時50分〜

■会場
クレオ大阪中央・研修室2(大阪市天王寺区上汐5-6-25)

ファシリテーター
遠矢 家永子(NPO法人SEAN)
Session1「被害者にも、加害者にもならないために知っておきたいこと」
永井 美佳(大阪ボランティア協会)
Session2「あなたのアクション、私のアクション」

■参加費
1,000円(資料代等。当日、受付にて徴収します)

■定員
40名(先着順。定員になり次第、締切ります)

■こんなあなたの参加をお待ちしております
・傷ついた人や生きづらさを感じている人を「一人にしない社会」に 貢献したい方
・「セクシュアルハラスメント」「性暴力」「傷ついた人を支える」 「被害者にも加害者にもならない」などのキーワードが心に響いた方
・ワークショップのテーマや内容に関心をもたれた方 など

■申込方法
「ワークショップ・性暴力被害当事者と共に生きるために、今、ひとり1人にできること 参加申込み」よりお申込みください。
※「参加申込み」を受理した後、「参加通知」と「事前アンケート」をお送りします。

■問合せ
社会福祉法人大阪ボランティア協会 担当:永井
〒553-0006 大阪市福島区吉野4-29-20大阪NPOプラザ100号
電話:06-6465-8391(代表)、ファックス:06-6465-8393
Eメール:office@osakavol.org

■主催
性暴力被害者を支援する会(クローバーの会)、大阪ボランティア協会
http://www.osakavol.org/01/seminar/110924action.html

■ワークショップの内容
13時00分〜 はじめに:菅沼友子(クローバーの会/弁護士)
13時10分〜 Session1「被害者にも、加害者にもならないために知っておきたいこと」
 ファシリテーター 遠矢家永子(SEAN)
14時50分〜 休憩
15時00分〜 Session2「あなたのアクション、私のアクション」
 ファシリテーター 永井美佳(大阪ボランティア協会)
15時50分〜 おわりに:菅沼友子(クローバーの会/弁護士)
15時55分〜 事務連絡・アンケート回答
16時00分〜 休憩
16時05分〜 活動希望者相談会:永井美佳(大阪ボランティア協会)
16時30分  終了
※内容はおおよその流れです
【Session1 被害者にも、加害者にもならないために知っておきたいこと】
かけがえのない私の“こころ”と“からだ”が、自分の手から奪い取られ、他人から搾取されるのが性暴力です。二次被害*を起こさないために、また暴力を許さない社会を築いていくために、私に何ができるでしょうか?まずは、一人ひとりが持つ大切な人権や尊厳について、そして暴力の構造について考えます。 *二次被害:加害者が引き起こした性暴力被害を被害者の問題にすりかえることなど
【Session2 あなたのアクション、私のアクション】
性暴力被害者の支援活動に参加しているボランティア2〜3人の活動経験談を聞きます。お話を参考に、被害者にも加害者にもならない社会に向けて、参加者それぞれのアクションについて考えるきかっけとします。

■プロフィール

■遠矢 家永子(とおや かえこ) NPO法人SEAN(シーン) 副理事長・事務局長
「すべての人のありのままの存在意義が認められ、活かされる社会」をめざして、SEANで企画開発、講師や執筆などに携わっている。2002年に「ジェンダー性役割・規範など)と暴力」をテーマに中学生向けのプログラムを開発し、その後も年齢やテーマに応じたプログラムを手がけ、これまで約10,000人の子どもたちに授業を提供してきた。また、子どもだけでなく、大人(保護者・教員・職員・社員等)向け研修プログラムの提供、ジェンダーに関する調査研究・教材作成などにも取り組んでいる。
■永井 美佳(ながい みか) 社会福祉法人 大阪ボランティア協会 事務局次長
学生時代に国際協力、農、福祉などさまざまなボランティア活動に参加し、そこで出会った市民活動家の生きざまに衝撃を受けて、この世界で生きることを決意。世界ボランティア会議や阪神・淡路大震災の支援活動でボランティアコーディネーターをした後、1995年9月より大阪ボランティア協会に入職。市民活動(ボランティア・NPO等)のコーディネーション、NPOの組織化や事業化、プログラム開発の支援を専門に取り組む。
■性暴力被害者を支援する会(クローバーの会)
「セクシュアル・ハラスメント裁判の被害者を支援する会」を前身とする会で、性暴力被害者を支援活動として、被害当事者の同行支援、裁判支援活動(支援傍聴や傍聴を呼びかけるチラシ配布活動や、支援活動の資金集め等)や、性暴力・ハラスメント被害・DVなど人権侵害で傷ついた人を孤立させず、共に生きるために活動しています。関連の研修会や公開講座の実施などの社会啓発も行っています。