訂正のお知らせ「『レイプされたい』という性的ファンタジーについて」

 私は、以前、『フリーターズ・フリー』Vol.02に「『レイプされたい』という性的ファンタジーについて」という文章を書きました。

その中に、誤りがありましたので、訂正いたします。誤っている部分は以下です。(誤っている部分を強調しています)

 この「レイプという悪」について、スラヴォイ・ジジェクは映画『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド』(二〇〇六年)の中で明らかにする。ジジェクは映画ピアノ・レッスン』(ジェーン・カンピオン監督、一九九三年)の女性主人公を引き合いに出す。彼女は性暴力被害者である。そして、大量に暴力的なポルノグラフィを視聴している。彼女はセックスのパートナーに、自らが持つレイプ・ファンタジーを書き出し、実現するように求める。しかし、それが実現することこそが、彼女を致命的に傷つける。(160ページ)

訂正は、以下です。

×『ピアノ・レッスン』(ジェーン・カンピオン監督、一九九三年)
○『ピアニスト』(ミヒャエル・ハネケ監督、二〇〇一年)

×彼女は性暴力被害者である
○彼女は、母親から「虐待」といえるほどの、厳しい管理を受けて成長してきた。

映画『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド』(二〇〇六年)を視聴した際に、メモをとっていたのですが、そのメモ自体が間違っていたようです。改めて映像を視聴し、確認したところ、私の記述が誤っていることが明らかになりました。お詫びし、訂正いたします。
 id:ohonosakikoさんに、以下の記事でご指摘いただきました。ありがとうございました。

「レイプ・ファンタジーについてのメモ」
http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20100327/1269700416