-IST[イスト]零番館休館騒動の、その後
以前、「-IST[イスト]零番舘が休館しました」という記事を上げたことがある。一応、当事者との話し合いなども持たれたようで、ひと段落したのかと思っていた。ところが、webを観覧していると、偶然、-ISTと関連した別の騒動が起こっていることを知る。
僕の逆転裁判(1) 被告・末満健一
僕の逆転裁判(2) ぬるい訴訟
僕の逆転裁判(3) 経緯説明
書いているのは演出家の末満健一*1。おおざっぱな経緯を書くとこうらしい。
ISTの栃村結貴子と佐藤香聲は、「テラヤマ博2008 in 新宿」というイベントをプロデュースし、タイニイアリス(劇場)及びスペース雑遊にて上演した。その後、ISTは休館し、劇場使用料も収められなかった。そこでタイニイアリスが督促状を出したが、ひと悶着あった。タイニイアリス側は法的手段に出ることにしたが、なぜかその訴状は、「テラヤマ博2008 in 新宿」で、外注スタッフとして参加していた末満健一に送られてくる。その顛末が詳しくレポートされている。
末満さんは「僕、知らない間に訴えられていたようで」とブログに書いており、訴状を見て仰天したらしい。そりゃそうだ、なかなか裁判所からの訴状なんか来ないもんだ。末満さんは以下のように書く。
さて。今回、原告をタイニイアリス・丹羽文夫氏とする訴訟の経緯は、個人的な備忘録、知人・友人への現状報告、なにかしらの教訓、そして-ISTに翻弄される関西の演劇人に対する情報共有の意図も込めつつ、本ブログに掲載している。-ISTの債権者、特に発言力や情報収集力を持たない若い演劇人たちに偏った又は間違った情報が流れていて混乱・誤解が生じているらしいし、-ISTを取り巻く問題を関係諸氏が多角的な視点から判断するために、僕が巻き込まれた本件の経緯は意義ある材料のひとつだと考えている。「こんなことブログで書いて大丈夫?」と知人から心配の電話がきたが、「書かねばならんだろう」と僕は思っているし、一応内容の取捨選択はしているし、まずいことは書いちゃいないつもりだ。もちろん僕の主観的な意見も入っているので、関係諸氏にはあくまでも一材料として捉えていただきたい。本件はとにかく早急に丸く収めたいが、事が落ち着いたら-IST関係者はもちろんのこと、タイニイアリスの関係者は大阪まで出向いて僕に謝罪のひとつでもするのが筋なのではなかろうか。なんにせよ、この馬鹿げた騒動から早く解放されたい。
「空を這うものたち。」(http://yaplog.jp/suemitsu/archive/2045)
*1:関西の小劇場ファンなら、知っているお名前では?私は「惑星ピスタチオ」のファンだったので、お名前をみて「懐かしいな〜」とフラフラとブログを読んでいるうちに、このことを知ったのでした。現在は「ピースピット」という劇団で活動中。ピースピットのウェブサイトはこちら→http://www.peacepit.net/