オンライン・ワークショップ「自然とはなにか?」へのお誘い

 このたび、環境哲学の研究者 Laÿna Drozさんと、オンライン・ワークショップを開催することになりました。テーマは、東アジアまたは南アジアにおける「自然とはなにか?」です。

 私たちは2019年に「Network of Asian Environmental Philosophy」を立ち上げました。この団体は、アジアの環境哲学者の交流を深めることを目的としています*1。これまでは不定期のニュースレターの配信をしていたのですが、今回は新しい試みとしてメンバーが参加する企画を立ち上げました。

asiaenviphilo.com

 アジアの環境哲学者の交流の最大の難しさは「言語」にあります。それぞれの母語が異なっているため、英語を共通語にせざるを得ません。他方、それはそれぞれが自然を表現する言葉をもち、とても多様で豊かな言語世界があるということでもあります。そこで、私たちは各地域でどんな言葉で「自然」が表現されているのかについての一覧表を作り、ともに議論するための共通の基盤を形成するために、概念のマッピングを試みることにしました。その試行錯誤の一環として、オンライン・ワークショップを開催します。詳しい内容については、以下をご覧ください。

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 この企画は、私たちがアジアの環境哲学を議論する、はじめの一歩です。これだけでは、自然についての深い議論には至らないかもしれないですが、とにかく私たちはスタートを切ろうと思っています。もし、ご関心がある方があれば、以下のニュースレターをご覧ください。詳しい募集のプロセスが書いてあります。

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 私たちは英語を使ってコミュニケーションを進めていますが、私も含めて、参加者の多くはノンネイティブで、英語に自信がありません。ですから、フランクな英語で正誤にこだわらず、お互いに敬意と配慮を忘れずに、コミュニケーションしたいと思っています。もし、質問や疑問があればニュースレターの中にあるアドレスへメールをください。私もスタッフとしていますので、もちろん、日本語での問い合わせも可能です。今回は参加が難しくても、私たちのメンバーになってくださる方も募集しています。以下からお申し込みください。

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 そして、この情報を拡散していただけますとありがたいです。よろしくお願いします。

*1:ちなみにこの団体はガチで私とLaÿnaさんが立ち上げており、なんの後援組織も資金もありません。人手も金もないので、運営協力者は常に募集中です。