2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

恋人たちの失われた革命

1968年のパリを舞台に、芸術家を志す左翼学生の、革命と堕落のストーリー。と、書けば一行なのですが、本当にそれだけでした。前半の1時間半は警察から逃げまくり、後半の1時間半はパトロンの家で女といちゃいていました。本当にそれだけで3時間の作品が終わ…

男子力からオッサン力へ

男子力からオッサン力へ(前の日のエントリーから続いています) ところで、私は年上の頼れる男が好きだ、と言った。まっとうな趣味だと思われるかもしれないけれど、そうでもない。女子同士の飲み会で、「好みのタイプの芸能人は?」と聞かれると、動揺する…

「非モテ」か「女子力」か?

「非モテ」か「女子力」か? robierobieさんが非モテを自称するフェミニストを批判している。 たまにフェミニストを自称する人の中に、自分はモテない女だ、とか、わざわざいう人がいるけど、あれってどうなんだろう。例えば、「非モテ」を自称するくせに、…

外出中です。

姥捨て山の尾根を歩く

ある主婦が私に囁いた。 「私、ボケたおばあちゃんを施設に入れてあげたかったの。」 在宅介護で、看取った女性は私に、近所の目を避けるように小声で言った。 私自身は、姥捨山問題とは、端的に「嘘つき・欺瞞」の問題だと考えている。すなわち、「出来るの…

東浩紀・北田暁大『東京から考える』*1

『東京から考える』を手に取った。近年、期待される若手の人文科学と社会科学の書き手なので、注目を集めた本だ。ぱらぱらとめくるうちに違和感ばかりが増す。これは、地元情報誌や、フリーペーパーで連載すべき雑文ではないのか。以前、あるMLで批判したチ…