性同一性障害医療訴訟 証人尋問日程

 性同一性障害障害医療において、過誤があったとしてヨシノユギさんが訴えている裁判の、証人尋問日程が決まりました。裁判の内容は以下です。

 ヨシノさんは、 2003年初頭から大阪医科大学附属病院の「ジェンダークリニック」(性同一性障害専門外来)に通い、性同一性障害と診断されました。そして2006年5月20日大阪医大で1例目となる乳房切除の手術を受けました。しかし結果は、左縫合部の全壊死・右縫合部の一部壊死という悲惨なものに終わりました。 長らく病院側の決定を待ち、同手術の1例目として臨んだ結果としては、あまりに過酷なものです。
 私たち支援プロジェクトは、共に一連の経過を振り返る中で、この出来事によってヨシノさんが被った心身の痛みは、病院側の医療ミスと連携の不備によるものではないかと考え始めました。私たちはこの問題を広く社会に訴え、一連の出来事の真実を究明し、大阪医大ジェンダークリニック――ひいては日本のGID医療――がはらむ問題を明らかにしたいと考えています。
http://www.geocities.jp/suku_domo/

ぜひ一人でも多くの人に傍聴してほしいとのことでした。場所は京都地方裁判所です。

☆ついに証人尋問の日時が決定しました(※変更の可能性あり)
9月16日(水) 10:30〜12:00、13:30〜16:00
 →大阪医科大の医師など被告側の証人尋問
9月28日(月) 10:30〜12:00、13:30〜16:00
 →ヨシノさんをはじめとした原告側の証人尋問
10月7日(水) 13:30〜 ←追加
 →過失を裏付ける鑑定書を書いて下さった医師の証人尋問

来週も口頭弁論があります。

【第15回口頭弁論】
 日時:2009年9月9日(水)16:00〜
 場所:京都地方裁判所310号法廷(当日予告なしに変更される場合があります が、その時は3Fエレベーター前で誘導します)
 報告会:口頭弁論終了後〜、弁護士会館にて
 アクセス http://www.kyotoben.or.jp/10accsess-info.html

今回の口頭弁論では以下のような書面を提出する予定です。

○原告
・前回被告側から提出された準備書面への反論
・ヨシノさんの陳述書

今回も、書面の交換だけになります。裁判後にはいつものように報告会も予定しておりますが、もし、裁判所に何度も足を運べないとお思いの方は、後日の証人尋問の傍聴にぜひともご協力ください。