まんこひとりがたり・その後

 先日、書いた記事が大盛り上がりでした。

「女の体で笑うということ」
http://d.hatena.ne.jp/font-da/

好意的なコメントも多数いただいたのですが、予想していたとはいえ、disられまくられでした。「自意識過剰説」「妄想説」「ナルシス説」「生き恥説」など、百花繚乱。よくみんないろんなこと思いつくなあ、というかんじです。
 ブックマークは250を超えています。これは、私にとっては初体験のブクマ数です。みなさまのブクマ欲を煽った理由は、3つくらいあるように思います。
(1)性の話題だったから
 以前から、はてなダイアリでは性の話題はアクセスを集めやすい傾向がありました。ブクマコメントで「何か一言いいたい」という気持ちになりやすい話題なのでしょう。性の話題で難しいのは、「距離をとっています」というポーズが、どこかウソくさくなってしまうところです。
(2)個人的な体験の告白だったから
 自説を論理的に述べた文章は、反論を練らなくてはなりません。しかしブクマコメントは、100文字で自分の気持ちをぶつけるケースが多いです。個人的な体験には、個人の体験で反応できますから、気軽にコメントしやすいのでしょう。共感、批判、罵倒、嘲笑、落胆など、エモーショナルなエネルギーがわーっと集まっているように、私には見えました。耳触りの悪いことを言って、相手を何か言わずにおれないという状態に追い込むのは、「自分語り」の真骨頂です。*1
(3)はてなブックマークのシステム的な問題
 今回のブクマコメントを見ていると、ブクマが100を超えたあたりから、頓珍漢なコメントが加速度的に増えていきます。もはや、私に記事が云々というよりは、「盛り上がっている場に人が集まってきている」だけの状況です。もちろん、多くの方に読んでいただけるのはうれしいのですが、書き手は完全においてけぼりです。あとは、私の記事をたたき台に、他の議論を始める人たちがいれば、そちらに主導権を渡したいと思います。

 なにはともあれ、みなさまブックマークありがとうございました。

*1:もちろん、これが語れない人を、語ることへと追い込む暴力としても働くこともあるのですが……webでは匿名性があるのでどう働くのかはちょっとわからないです。